北海道から沖縄まで、また海岸近くの道ばたから亜高山まで、日本中たいていのところで見られるが、沖縄や北海道北部には少ない。他のタチツボスミレの仲間と同様に托葉には櫛の歯状の深い切れ込みがある。咲き始めは地上茎が目立たないが、しだいに茎を斜上させる。花は直径1.5〜2cmで淡紫色。唇弁の距はふつう紫色を帯びる。花柄は、茎の葉のつけ根から出るものと株の根元から出るものがあり、根元からしか花柄を出さないオオタチツボスミレとの識別のポイントの一つになっている。開花期の葉は心形で、夏には長三角形になる傾向がある。葉や花の形質に変異が多い。
原産地・分布: 中国〜樺太、日本、台湾
引用文献:文献 | 情報の種類 | 備考 | |
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Yonekura & Kajita (2003) BG Plants 和名−学名インデックス(YList). | 学名と主要データ | この文献の詳細 | |
いがり, まさし (1996) 日本のスミレ | 特徴 | この文献の詳細 |